20190611(火) <<前日 | 翌日>>

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今日の気分(本文)

今週は木曜日と金曜日に授業がある。それが終わればもう今学期の授業は終わりだ。
来週と再来週に試験が一回ずつ。
今週末に食事会が一回。
来週、四年生の卒業パーティー。
今月の予定はそれだけである。
他人よりもたくさん仕事を振られるともやもやした気分になるが、
ひまだと寂しいのである。

結局、杭州に来ての一人暮らしは、わたしにとって何の意味があるのだろう。
次の契約を更新する前に、もう日本に帰ろうかと少し迷ったが、帰ったところで家には誰もいないし、する仕事もない。

やろうと思えば翻訳の仕事はまた少しずつできるだろう。
でも、翻訳、魅力ないしね。
限りある人生、十数年、閉じこもってあんなことをやっていたのは、人生の浪費だった。
日本にいる限り、そして、あの場所に住む限り、そんなことしかできなかったのだし、
そのときの蓄えで日本に帰るときには遊ぶ金に困らぬわけだし、悪いことばかりでもなかったのだが。

〇翻訳という仕事は好きな人は好きなのだろう。
他人の好き嫌いはわたしにはわからない。
でも、「知的おしごと」のラッピングを取り払えば、いったい何が残るのか。
デフレのときに、あれよあれよとレートが落ちて、400字千円とかで、休日返上、家族も友だちもかなぐりすててやるんだとしたら、知的もへったくれもありゃしないと思う。

昨晩、「森瑤子の帽子」という本をkindleで購入した。
若かりし頃、森瑤子という名前を聞いたことはあったが、本を読んだことはない。
イギリス人のイケメンの夫、かわいい三人のハーフの娘、海辺の家と六本木の家。
カナダの島を所有……。

バブルのころそんな話を時たま目にしては、「聞くだけでおなかいっぱい」と思い、この人の本は読んでみる気もしなかった。

でも、この「森瑤子の帽子」はおもしろかった。深夜に購入して朝方までかかってよんでしまった。夫のために彼女が犠牲になったのか、彼女のために夫が犠牲になったのかわからないが、たとえ、夫のために自分が犠牲になったとしても、それを赤裸々にネタにして小説にしあげる根性は見上げたものだ。ときにはネタ作りのために夫を挑発していさかいを起こそうとまでしていたらしい。

とにかく、こういう人の家族になったら、夫だろうと娘だろうと、普通の家庭の幸せなんか当然ながら手に入らないものなのだなと思った。
光が強いほど闇が深いという言葉があるが、まさにそういう感じ。

そこでふと思ったのだが、この仕事にかまけて家族をないがしろにしている感じは、実に
翻訳者の生活に似ている。
しかし、翻訳者は多くの場合、悲しいことに、「光は強くないのに、闇は深い」のである。こういう現状を、翻訳者はもったいつけずにきちんと直視したほうがいいと思うよ。

コメント

haruno haruno 2019/06/11 17:29

森瑤子さん、お名前はかねがね。1冊くらい読んだことあったかなー?

samskywalkerjr samskywalkerjr 2019/06/11 19:04

花うさぎさん、お久しぶりです。
今日のアップを読みながら思いました。花うさぎさんの翻訳人生や、日本語教師経験や、国際結婚、どれをとっても、面白い本になると感じました。本にするとなると、いろいろと大変だと思われるかもしれませんが、そんなに大変なことではないみたいです。売れるかどうかは才能次第かもしれませんが、kindleで出版するのは割と簡単みたいです。

僕も何か書いてみたいなと思っています。僕が書くとしたら、『シニアの多言語学習』とか『シニアのバックパック旅行』とか『シニアの財テク奮闘記(玉砕編)』とか『シニアの性生活』とか『シニアの田舎生活』とか『シニアの死に支度』とか。読者は僕一人だけかもしれませんが。(笑)

https://mandarinnote.com/archives/20690

ymznjp ymznjp 2019/06/12 12:20

Samさん、おひさしぶりです。
まずはもっとブログをマメに更新したいです( `ー´)ノ

Samさん、シニアシリーズいいですね。
これからはシニアが活躍しなければならない時代ですから。

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